2012年6月11日月曜日

絹さや (さやえんどう)

私の母は90歳になった。
いま、沼津で兄の家族と住んでいるが、私が行っても、私を息子だと思い出さなくなってきた。
昔から穏やかな人だったが、私が小学1,2年の時、友達の悪口を母に話したら、「他人の悪口を言うもんじゃない」とひどく叱られた。私は小さい時からそんな母にまとわりつき、台所が好きだった。その母が私に会っても、私のことを思い出さなくなったのはやはりつらい。



先日、恵那市中野方の直売所で買ってきた「絹さや(さやえんどう)」を料理していて、ふと母のやり方を守っている自分に気がついた。
さやの端を小さくちぎって背中のスジ繊維を取り除く……。少し大きめのさやだと、反対側の小さく曲がった先もちょっとちぎって、さやの縁のスジをとっていく。幼稚園の頃から母に教わったやり方だ。
台所の横の畳の上に新聞紙を広げて、母とふたりでお喋りしながらやったものだ。
改めて考えてみると、掃除の時のごみ取りの動かし方、洗濯の石鹸の付け方、手紙の開封の仕方……いろんなことが、小さい時に母から教わったままだ。

そんなことを思い出しながら絹さやのスジをとっていると、少しむきになってやっている自分自身に気がついた。
一生懸命とっていると、遠く離れた母が元気になって、私のことを想い出してくれるような気がして……。

植物もきっちり生きている!

今年も「緑のカーテン」に挑戦している。
 今年はゴ―ヤとトーガンと朝顔。簡単に作れそうだが、昨年は植え付けが遅すぎたのと、プランターが小さく土が乾燥気味で、ゴ―ヤが一つしかとれない貧弱なカーテンだった。今年こそは・・・と、事務所の前にプランターを並べて再挑戦している。
 この土・日曜日は気分転換に、部屋の縁に座って眺めていると、見ている間に植物のひげが伸びていくのが分かった。<そんなに早いのかな>と思い、半信半疑で写真に撮ってみた。

 まずトーガン。


 左から、午前10時42分、11時25分、12時59分、午後5時19分、翌日の午前8時39分。
 最初は1分毎でもはっきり分かる。しめた!と、次にゴ―ヤのつるから伸びたひげを撮影した。


 
 
 
 
 これも左から、午前11時32分、午後1時ちょうど、3時4分、5時20分、翌日の午後6時26分。
 ただ巻きつくだけではなく、よじったり、反転する。相手に充分巻きついたら、仕上げに自分のつるをコイルのようにくるくると巻いていく。すると、それに引っ張られて自分の茎がしっかり立ち上がる!

 恐るべし、プランターの中のトーガンとゴ―ヤ。きっちり生きている。